JR東「新たな夜行特急」はJR西「銀河」と何が違う? 寝台列車ではないが「車内で横になれる」のは同じ
ウエストエクスプレス銀河は6両編成で、グリーン車と普通車が設定されている。1号車はグリーン車、2号車は一部に女性席もある普通車指定席でリクライニングシートのほかに昔の寝台車のような「ノビノビ座席」を設けた。3号車はコンパートメント、リクライニングシート、フリースペースから構成される普通車指定席、4号車は1両丸ごとフリースペース、5号車は普通車指定席のノビノビ座席、6号車はグリーン個室とフリースペースという構成だ。


寝台列車ではないが、フルフラット可能な座席があったり、ブランケットなどが提供されたりしており、横になって眠るニーズに対応する。JR東日本の新たな夜行特急についても「詳細は今後考えていきたいが、シーツのようなものを用意する予定はある」と担当者が話す。
食堂車はないが「食事」はどうなる?
なお、カシオペアは食堂車が設置されていたが、新たな夜行特急には食堂車は設置されない。「食事はお持ち込みいただくことを想定しているが、簡単な軽食くらいなら提供することを検討している」(JR東日本)。5号車のラウンジに無人コンビニを設置して飲料や軽食を販売することを想定している。

ウエストエクスプレス銀河も食堂車はないが、ユニークなのは深夜の駅の停車期間中に駅の外で夜食を取れる時間を設けていることだ。昨年の紀南コースでは和歌山駅着が23時42分着で出発は0時40分。乗客はその間に駅近くの店で和歌山ラーメンを食べることができた。そのラーメン店は銀河運行日に限り営業時間を延長しているのだ。
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