【2年ぶりの復活、軽トールワゴンの大本命】11年ぶりのフルモデルチェンジ、ダイハツ新型「ムーヴ」。スライドドア初採用で向上した利便性

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新型ムーヴのリアビュー。初代からの縦型リヤコンビネーションランプは継承
新型ムーヴのリアビュー。初代からの縦型リヤコンビネーションランプは継承(写真:ダイハツ工業)

ダイハツの看板車種であるムーヴだが、認証不正問題の影響もあり、先代にあたる6代目は2023年6月に生産を終了。本来、すぐ7代目に代替わりする予定だったが、6代目生産終了とともにムーヴの車名がカタログから消えることになる。そして2年の空白期間を経て、2025年6月に新型登場となった。

そんな新型で注目なのが、ムーヴとして初のスライドドアの採用だ。近年は、軽自動車に限らず、トールワゴンやミニバンで後席スライドドアが増えているが、新型ムーヴもそういったニーズを受けて全グレードで後席スライドドアを採用。狭い場所でのドアの開閉や乗り降り、荷物の積み下ろしなどでも便利になった。さらに「RS」「G」「X」グレードではパワースライドドア(RSは両側標準装備、G/Xでは左側標準装備、右側メーカーオプション)を備え、荷物などで手が塞がった状態でも快適に乗り降りできるように利便性が大幅にアップしている。それだけでも買い替えや購入の大きな理由になるだろう。

安全装備や快適装備も充実

Xグレードのインパネまわり
Xグレードのインパネまわり(写真:ダイハツ工業)

そのほかにも衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能の向上、踏み間違い時の急発進を抑制するブレーキ制御付誤発進抑制機能の採用、高速走行時や渋滞時の疲労軽減につながる全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)など、最新の予防安全機能「スマートアシスト」も全車標準装備(一部機能はオプション設定)としている。

さらに運転席や助手席から手の届く場所に多くの収納も備え、荷室下には汚れものなどの入れておくのに便利なラゲージアンダーボックスも設定。リヤシートは240mmの左右分割ロングスライドに加え、左右分割リクライニングにとって快適性も高い。さらにフロントシートの背もたれを倒すことで足を伸ばしてくつろげる「ロングソファーモード」をはじめ、長尺物を積載しやすい「フロントサイドフラットモード」「ハーフラゲージモード」「フルラゲージモード」といった室内アレンジも充実している。

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