【2年ぶりの復活、軽トールワゴンの大本命】11年ぶりのフルモデルチェンジ、ダイハツ新型「ムーヴ」。スライドドア初採用で向上した利便性

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シートアレンジの一例
シートアレンジの一例(写真:ダイハツ工業)

デザインについては、『ムーヴらしい“動く姿が美しい”丹精で凛々しいデザイン』をコンセプトに、外観はフロントからリヤにかけてのキャラクターラインや立体感のあるフェンダーなどで跳躍感を表現。全体的には、今どきっぽい洗練された雰囲気のスタイルだが、初代からのアイデンティティとなっている縦型リアコンビネーションランプを採用してムーヴらしさを残している。

ボディカラーは、新色となるグレースブラウンクリスタルマイカを含む、全13色を展開する。

単色のモノトーンは、クロムグレーメタリック/コンパーノレッド/グレースブラウンクリスタルマイカ/サンドベージュメタリック/レーザーブルークリスタルシャイン/シャイニングホワイトパール/スカイブルーメタリック/ブラックマイカメタリック/ブライトシルバーメタリック/ホワイトの10色。

塗り分けになるツートーンは、スムースグレーマイカメタリック✕グレースブラウンクリスタルマイカ/ブラックマイカメタリック✕シャイニングホワイトパール/ブライトシルバーメタリック✕スカイブルーメタリックの3色となる。

インテリアに関しては、水平基調+低い位置に備えたオーディオで視界のよさが強調される。シート表皮は落ち着いた風合いで、X/Lグレードはグレージュ、RS/Gグレードはネイビーにシルバーステッチを組み合わせる。RS/Gグレードに関しては、シルバー加飾やメッキ加飾によって、室内の上質感を高めていることが特徴だ。

NAエンジンとターボエンジンの2本立て

RSグレードのシート
RSグレードのシート(写真:ダイハツ工業)

パワートレーンは、658ccの直列3気筒エンジンを基本に、RSグレードのみターボエンジンを搭載。NAエンジン車は最高出力38kW(52PS)/6900rpm、最大トルク60N・m(6.1kgf・m)/3600rpm、燃費はWLTCモードで22.6km/L(4WDは20.6km/L)。ターボエンジン車は最高出力47kW(64PS)/6400rpm、最大トルク100N・m(10.2kgf・m)/3600rpm、燃費は21.5km/L(4WDは19.9km/L)。駆動方式は、全グレードで2WDと4WDが選択可能だ。

ダイハツの乗用車では、コンパクトSUV「ロッキー」にe-SMART HYBRIDがあるが、今回の新型ムーヴに関してはガソリンエンジン車のみの設定となっている。ただし、スロットル特性の最適化によって快適な走りを実現しているという。さらにRSグレードは、ターボエンジンとD-CVTの搭載により、高速道路やワインディングでの十分な走りが期待できるとのこと。燃費についてもNA/ターボともに従来比で約10%の向上となっている。

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