電球だけではない!GEの10大発明総まくり ハードもソフトも幅広い貢献をしていた
イノベーションを経営の核にしてきたGE。エジソンの創業から137年の歩みの中から、歴史を変えたエポックメイキングな10個の発明をピックアップしてみました。
1. 白熱電球と「夜も明るい時代」
エジソンの発明品の中でも最も有名です。初の商用電球が生まれたのは1879年10月21日のこと。カーボン素材を用いたフィラメントによって、継続点灯40時間を達成したのです。
『世界から夜が消える!』と騒がせた新しい時代
さらに1年後の1890年、京都の石清水八幡から取り寄せた竹の繊維を炭化させたものをフィラメントに採用し、点灯時間を600時間にまで延長することに成功。
1982年にはニューヨークに米国初の中央発電所を開設、発電・送配電を手掛け、世間を『世界から夜が消える!』と騒がせた新しい時代を創りました。ちなみに、白熱電球だけでなく世界初の蛍光灯、世界初の赤色LEDも、その誕生地はGEなんですよ。現在のGEライティング(GEの照明事業部門)はというと、LED照明とビッグデータを組み合わせたイノベーションに余念がありません。
2. 「ラジオとテレビの時代」
世界初のラジオ放送が行われたのは1906年のクリスマス・イブでした。聖書の朗読やクリスマスソングが流れたこの歴史的放送は、2年にわたり高周波交流発電機の開発に携わっていたGEの若きエンジニアで後に発明家として歴史に名を残すことになった、アーンスト・フレデリック・ワーナー・アレキサンダーソンの努力の賜でした。
1922年にニューヨークでレギュラー放送を始めた最古のラジオ局のひとつ、WGYが使ったトランスミッターもGE製でした。WGYは1928年に初の家庭向けテレビ放送をスタート。テレビ時代の幕開きにも大きな役割を果たしました。
3. 電気冷蔵庫をはじめとする家電と「女性の社会進出の時代」
1900年代、GEは夥しい数の家電を生み出しました。たとえば、1917年に発明した電気冷蔵庫は食品の消費期限を劇的に伸ばしてくれました。
ほかにも、電気トースターや電熱調理器、電気洗濯機、ディスポーザー(生ゴミ処理機)、コーヒーメーカー、オーブントースター、自動缶切り機・・・いまもキッチンで活躍する家電の多くはGEにルーツが。これらに続く自動洗濯機など便利な家電が女性たちを家事から解放し、“職場“へと連れ出すきっかけになりました。時代は移り、GEは2014年に家電事業のエレクトロラックス社への売却を決めました。
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