電球だけではない!GEの10大発明総まくり ハードもソフトも幅広い貢献をしていた

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4. 粋なエンタメ 「夜のスポーツ観戦を楽しむ時代」

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夜のエンターテインメントも、GEの研究開発があったからこそである

世界で楽しまれている、サッカーや野球など夜のスポーツ観戦。こんなエンターテインメントも、GEの研究開発があったからこそ。きっかけは、鉄道会社からの要請で夜間に列車を置いている広大な車両基地を照らす高出力ランプを開発したことでした。照度テストに打ってつけだったのが、自社の運動競技場。

じゃあせっかくなら……とプロ球団を招いて1927年6月4日に開催したゲームが、事実上、世界初のナイター試合となりました。1935年にはメジャーリーグのシンシナティ・レッズの本拠地、クロスリー・フィールドでも採用され、その後全米へ普及。人々が仕事帰りにも『ナショナル・パスタイム』を楽しめるようになりました。

物流と人々の暮らしが大きく変化

5. 電気機関車と「流通の爆発的拡大の時代」

日本の国鉄も初期はGEの機関エンジンで走った

電気機関車の分野でもGEはパイオニアでした。1895年に世界最大90トンの電気機関車、1908年には94トンのギアなし電気機関車を開発。それまで不可能だった当時の最重量貨物の牽引を実現しました。鉄道会社による路線整備と相まって、モノの流通と人々の暮らしを大きく変えることになりました。

6. 人工ダイヤと「マテリアル(材料・素材)ブーム」

1955年に、GEの中央研究所が初めて開発に成功した人工ダイヤは、世界が何世紀にもわたって追い続けてきた夢の実現でした。

GEの技術はマイクロチップ向けのシリコンカーバイド製造に活かされたほか、熱形成可能なプラスチックや透明プラスチック「レキサン」、ノリル樹脂などに用いられました。すでにGEはこれらの事業を売却しているものの、今ではあたりまえに使われているマテリアル(材料・素材)を世に送り出してきたのもGEのイノベーションでした。

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