太陽電池産業は冬の時代、業界再編は避けられない--サンテック・パワーCEO 施正栄

太陽電池産業は冬の時代、業界再編は避けられない--サンテック・パワーCEO 施正栄

太陽電池産業が大きな転換期を迎えている。震源は最大需要地の欧州。債務危機と景気悪化を受け、各国政府が相次いでフィード・イン・タリフ(FIT)と呼ばれる電力買い取り政策を縮小した。中国企業を中心とする新規参入が相次ぎバブルの様相を呈していた業界は一転、大幅な供給過多に。前年比4割もの急激な製品価格の下落が進み、太陽電池メーカーの業績は軒並み悪化。米ソリンドラなどの経営破綻も相次いだ。

業界首位の中国サンテック・パワー(尚徳電力)にとっても、市場の逆回転は熾烈だ。創業わずか11年。積極的な増産投資を重ね、圧倒的なコスト競争力を誇る。太陽光を電気に変える変換効率の高さなど、技術力もすでに日本企業と遜色ないと言われる。にもかかわらず、足元の業績は急速に悪化(グラフ)。さらに米国では、自国の同業とともに、商務省から不当廉売(アンチダンピング)調査を受け、米中貿易摩擦の矢面に立つ。新興の王者はこの乱戦をいかに乗り切るのか、それとも勝者なき消耗戦に巻き込まれていくのか--。サンテックの創業者CEO(最高経営責任者)、施正栄氏を直撃した。



ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
  • 読んでナットク経済学「キホンのき」
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
東芝vs.モノ言う株主<br>取締役選任案めぐる攻防戦

ガバナンスの強化などを求める「モノ言う株主」から、取締役の選任を要求された東芝。反対表明と同時に、約40%を保有するキオクシアHD( 旧東芝メモリ)株の売却による株主還元方針も発表しました。7月末の株主総会は将来を決める試金石となります。