太陽電池産業は冬の時代、業界再編は避けられない--サンテック・パワーCEO 施正栄

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──しかしこの状況が続けば、首位でも経営危機を免れないのでは。

現在は太陽電池業界すべての企業が赤字か収支トントンですが、この状況は長くは続かないとみています。私たちのように健全なキャッシュフローを持つ企業が何とか生き永らえる一方、財務が脆弱な企業は確実に淘汰されていきます。買収もされるでしょう。業界再編の局面に突入するのです。その結果、供給が需要を上回る状況はしだいに解消されるでしょう。

中長期的に見れば、太陽電池は依然として非常に有望な市場です。現在、太陽光が世界の総発電量に占める割合は1%以下にすぎませんが、この比率は今世紀末には70%以上に上昇すると言われています。同じように価格下落が激しい半導体や液晶よりも、比較的多くの企業が生き残れるのではないでしょうか。

保護貿易主義では新興企業を阻めない

──7月から、日本でも欧州同様の再生可能エネルギー電力の買い取り制度(FIT)が始まります。

福島の原発事故以降、日本では政府も国民も安全な新エネルギーに大きな関心を寄せていると聞いています。FITが導入されれば大規模発電を手掛ける法人需要が喚起されると期待でき、今後数年のうちに日本は世界でも主要な太陽電池市場になるでしょう。この日本市場において、サンテックは外資では最も主要なサプライヤーになりたいと考えています。日本には最先端の製品を投入していきます。日本での11年のシェアは5%程度でしたが、今後2~3年で10%に倍増させたい。

──世界では20%(現状約10%)を目指しており、日本での目標はやや低い感があります。

日本には手強いローカル企業が多数あります。一つひとつ努力を積み上げていくしかありません。日本でこの分野に長い経験を持つ老舗メーカーの多くでは、太陽電池は数あるビジネスの一つにすぎないようです。一方、私たちは専業プレーヤー。すべての経営資源を太陽光に投入できるのが強みです。

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