アクセンチュア、来月に世界で約5万人を昇進へ。コンサルサービス需要の低迷を受け、当初の予定から6カ月遅れての実施に

コンサルティング会社アクセンチュアは来月、世界で約5万人を昇進させる。コンサルサービス需要の低迷を受け、当初の予定から6カ月遅れての実施となる。
ブルームバーグ・ニュースが確認した20日付の社内文書によると、昇進対象はインドで1万5000人、欧州・中東・アフリカ地域で1万1000人、米州で1万人に上る。直近の決算資料に基づけば、今回の昇進対象は全従業員の6%程度。
同社は顧客企業の支出抑制に直面しているだけでなく、トランプ米大統領の下で、米国政府との契約に対する監視も強まっている。トランプ氏は、納税者の負担に見合った価値が提供されているかどうかに関心を示している。同社はトランプ米大統領が進める多様性・公平性・包摂性(DEI)慣行の撤回を受け、DEI目標を取り下げた。
同社は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下で需要の急増に対応するために積極的な採用を行ったが、事業の減速に伴い、2023年から1万9000人を削減した。
アクセンチュアは社内文書で「世界の経済情勢や地政学的な状況において、不確実性の高まりが見られる」と述べた。同社にコメントを求めたが反応は得られていない。
著者:Saikat Das、Jennifer Creery
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