「作品に集中できない」「あ、不倫疑惑の人だって思う」などの声も…。《大河、ANNを降板》永野芽郁「降板ラッシュ」に見る“残酷な現実”
事務所サイドは不倫を否定しているが、毎週のように週刊誌報道は加速する。もし不倫が事実だと認めていれば、きっぱりと企業判断を下せるのだが、報道だけでジャッジしなければならない現状では、なかなか決断しにくい。
もし不倫報道が事実でないにもかかわらず、それを理由にスポンサーが契約解除したとなれば、むしろ違約金を払わなくてはならないのは、スポンサー側になってしまう。加えて、「事実ではないにもかかわらず、契約解除によって社会的信用を損なった」として法的措置をとられる可能性すらある。
一方で、今回のケースは「事務所ですら実態をつかめていない」可能性がある。文春報道が事実であれば、直撃取材を受けてもなお、「事務所に伝えるか否か」を相談し合っていたことになる。“口裏合わせ”が常態化していたとすれば、まだ「事務所も知らない秘め事」が隠されている可能性があるのだ。
「信じるにも限界がある」
芸能界は信用商売だ。それは事務所とメディアだけでなく、タレントとの関係性も信頼によって成り立ってきた。事務所は売り込みやスケジュール管理だけでなく、リスクまでもマネジメントしている。
そこで仮に、「事務所ですら知らないスキャンダル」があるとすれば、信用商売そのものが成り立たなくなってしまう。だからこそ、事務所側は所属タレントを信じて、否定しているのだ。そして多くのスポンサーも信じていたから、報道が出てもしばらく、起用を続けていたのだろう。
とはいえ、波状攻撃のような文春砲を前に、「信じるにも限界がある」と潮目が変わりつつある。“最後のとりで”となっていた事務所のスタンスも、ここに来て変わった。永野さんは来年(2026年)のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」に出演を予定していたのだが、それを辞退したと発表されたのだ。
「豊臣兄弟!」は、仲野太賀さん演じる豊臣秀長を主人公に、兄・秀吉らと築いた栄華を描く作品だ。永野さんは、小一郎(秀長の幼名)と同い年の幼なじみ・直(なお)を演じる予定だった。キャスト発表時には「小一郎の幼なじみ“初恋のひと”」と紹介されており、物語序盤の主要人物になっていたと思われる。
しかし、NHKドラマ公式サイトは、5月19日付で「出演予定だった永野芽郁さんの所属事務所から、5月18日、出演を辞退したいという申し出がありました。NHKとして検討した結果、この申し出を受け入れることと決定しました」と発表した。
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