競馬である。
この週末(18日)のG1は、ヴィクトリアマイル(東京競馬場の芝コースで行われる牝馬限定戦、距離1600メートル)である。
前回のコラムで「いらない」、といった古馬牝馬重賞レース、それもG1である。古馬牝馬G1は、11月のエリザベス女王杯と、このヴィクトリアマイルの2つであるが、まさに古馬牝馬の重賞が少なすぎるという声に応えて、JRA(日本中央競馬会)が番組編成を変更して作った、21世紀的G1レースである(2006年より。ちなみにエリザベス女王杯が古馬牝馬G1となったのは1996年から)。
ヴィクトリアマイルは「4歳牝馬」の2頭に注目
ということで、あんまり多くの5歳以上の牝馬には出走してほしくない。せいぜい4歳までにしてほしい。
今年は、出走馬は4歳と5歳でほぼ半々に分かれた。私は、この信念から4歳牝馬だけを買いたい。狙いたいのは、クイーンズウォーク(8枠16番)。彼女は500キログラムを優に上回る超大物牝馬であり、繁殖牝馬としては、今回の出走馬の中でもいちばんだろう。
そして、まだG1の勲章がない彼女の子供の市場価値を上げるためにも。オッズ的にも妙味があり、牡馬主体の重賞、それもハイレベルだった金鯱賞(G2)を勝ってきたのだから、ここで狙わない手はない。単勝。
もう1頭は、ステレンボッシュ(1枠2番)。アスコリピチェーノ(8枠17番)との比較で人気が低いからというだけだ。
※ 次回の筆者はかんべえ(双日総研チーフエコノミスト・吉崎達彦)さんで、掲載は5月24日(土)の予定です。当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています。
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