ちゃんと説明したはずなのになぜ…?「伝えるのが下手な人」は話す順番がわかってない
思い込み③:「正解」を伝えるのが会話の目的だ

ある管理職が、部下の企画提案を添削し「ここはダメ、こっちに直せ」と細かく指示を出したが、結果としてその部下は以後まったく意見を出さなくなった。理由を聞くと「正解がわからないので、どうせ否定されるなら出さない方がマシだと思った」と答えたという。“正解を伝える”だけでは、相手の思考も自信も止めてしまうことがある。
真面目で優秀な人ほど、相手に最短で「正しい答え」を与えようとします。ところが、その姿勢こそが相手の成長や納得を妨げる要因になっているのです。
たとえば上司が資料を見て、「ここをこう直して」と言ったとします。これは正しいフィードバックに見えますが、相手にとっては「なぜそうなるのか?」がわからず、行動や判断を再現できません。
→対策:背景や理由、思考のプロセスを一緒に伝えること。相手が納得して初めて、話は「伝わった」ことになるのです。
「伝える順番なんて気にしていない」「とりあえず全部話しておけばいい」。そう思っている人ほど、結果的に相手の行動や納得を得られず、苦い思いをしているかもしれません。
あなたの会話が変われば、結果も変わる。まずは、思い込みから自由になろう。
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