寝返りできる?日本初「寝台夜行バス」の乗り心地 ベッドから這い出るときはリンボーダンス
「寝台夜行バス」のモニター運行は3月から7月まで平日に週1便が運行される。チケットの販売については、「発車オ~ライネット」の限定販売となり、モニター価格は高知―東京間は7300円、徳島―東京間は7000円で座席の指定はできない。高知駅前観光によると運休となった第1便は発売開始から5分程度で、3月中のその他の便についても40分程度で完売したという。
東京発の便は、東京ディズニーランドを始発として20時に発車後、21時5分にバスターミナル東京八重洲に立ち寄り、バスタ新宿は21時45分発となる。筆者が乗車するのはバスタ新宿からで、21時過ぎ4階の高速バスのりばに到着した。電光掲示板を確認したところモニター運行のバスは「21:45 徳島・高知 スマイルライナー」と案内されており、券売機正面にあるB4のりばから発車することが分かった。高知駅前観光が同区間で運行する高速バス「スマイルライナー」と同じ運行ダイヤだ。
この時間帯は国内各地に向かう夜行バスの出発ラッシュの時間帯であることから、待合室には大型のスーツケースを携えた大勢の旅行者で賑わっていた。そんな中で、発車時刻が近づくと、B4のりばには10人ほどの列ができた。

車内は「土足厳禁」
21時38分にモニター運行のバスが到着した。バスの乗降口で、タブレット端末を持った乗務員に名前を告げると、ここで初めて乗車する座席番号がわかった。車内は「土足厳禁」。
乗務員から靴を入れるためのビニール袋を受け取って、靴を脱いで乗車した。入り口には、スリッパ、紙おしぼり、歯ブラシ、耳栓の無料アメニティが備え付けられていたほか、アイマスクの貸し出しも行われているということだった。なお、歯ブラシについては車内の化粧室では使用できないことから高速道路のパーキングエリアなどでの休憩中の使用が推奨されていた。
なお、「寝台夜行バス」の座席数は24席でこの日は満席。4人が徳島まで、残り20人が高知まで向かうという。徳島の降車場所は徳島駅前で6時着、高知の降車場所は3カ所あり、高知駅バスターミナルに8時15分着、はりまや橋観光バスターミナルに8時30分着、終点の桟橋(高知駅前観光本社)に8時45分着となり、全区間の所要時間は12時間45分となる。
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