神姫バス、28万円「超豪華」ツアー用新型車の狙い 瀬戸内海を周遊、「路線バス」としての展開視野
兵庫県姫路市に本社を置く神姫バスは2024年4月、新型のツアー専用車両「YUI PRIMA OLIVIA(ゆいプリマ オリビア)」の運行を開始した。
同社は2016年から専用車両「ゆいプリマ」による高付加価値のバスツアーを実施しているが、新たに瀬戸内エリアを周遊するツアーのために車両を2台新造した。欧米・東南アジアを中心にインバウンドの富裕層や、首都圏からの旅行客を取り込む考えだ。
ドーム状の天井の車内
デザインはこれまでに3台導入したゆいプリマと同様、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当。木材を多用し、頭上の荷物棚をなくしてドーム状の天井に仕上げた。1人用座席と2人用座席が7列の21席。各座席にはテーブルとカップホルダー、小物入れ、充電用USBソケットを備える。1号車と2号車では車内の色合いに変化をつけた。
車両後部には瀬戸内の地酒や銘菓などを提供するためのカウンターを設置。専属のアテンダントが乗務し、ドリンクを席まで運んでくれるという。コートなどを預かるクロークや温水洗浄付きのトイレも配置した。
トピックボードAD
有料会員限定記事
鉄道最前線の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら