「23区に店舗なし」「半数以上が埼玉」な最強うどんチェーン「山田うどん食堂」。「早い!安い!うまい!腹いっぱい!」に嘘偽りナシな"実態"

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ところで、東京都在住でも、「山田うどん」を初めて聞いたという方もいるかもしれません。それもそのはず、「山田うどん」は、関東エリア1都6県に全154店舗を展開しているのですが(2024年3月末時点)、その半数以上が埼玉県に集中しています。

東京都で店舗があるのも、八王子市、立川市、青梅市、小平市、町田市、東大和市、東久留米市、武蔵村山市、あきるの市、福生市……と見事に23区の外。

シェアを取ることで、ブランド力を上げるドミナント戦略というのもあるでしょうが、テナント料や時給の高い都市部を避け、出店エリアを絞り込んでチェーン展開しているからこそできる、脅威の価格設定なのかもしれません。

山田うどんのモーニングミニ納豆オクラ丼朝定食490円

山田うどん
山田うどんのモーニングミニ納豆オクラ丼朝定食490円(筆者撮影)

山田うどんの「ミニ納豆オクラ丼朝定食」税込490円は、丼茶碗に入った白米の上に、納豆・オクラ・刻み海苔・生卵(卵黄)を乗せた丼に、ハーフサイズのうどん又はそばがセットになった定食です。

単品価格ではミニ納豆オクラ丼は税込380円、ハーフうどんは税込290円。合計金額670円のメニューが180円値引きの約27%オフと、もともと安いのに、さらにお安く食べられるのは朝ならでは。

「山田うどん」で使用されている納豆は、全国納豆鑑評会受賞回数が日本最多の14回という、東京青梅の菅谷食品のもの。飲食店のメニューに納豆のブランド名を書いてあるのってめずらしいと思うのですが、食べてみれば「わざわざ書くだけあるわ」と納得するおいしさなのです。

山田うどん ミニ納豆オクラ丼
具沢山のミニ納豆オクラ丼は、彩りも鮮やかで食欲をそそる(筆者撮影)
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