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東武SL大樹、プロしか知らない「毎日運行」の裏側 転車台でファン獲得、24時間「火」は消さない

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電車ならば両端に運転台があるから運転士が移動するだけで済むが、先頭に連結した機関車で引っ張っている場合はそうもいかない。そこで、転車台を使って蒸気機関車の向きを反転させて進行方向に移動させる作業が必要になる。「機回し」などと呼ばれるこの作業が、下今市駅・鬼怒川温泉駅で行われているのである。

午前の往復運転を終え、下今市駅に到着した蒸気機関車の入れ替えの様子を見学した。

午前の鬼怒川温泉駅までの1往復を終えて下今市駅に戻ってきた「SL大樹」(撮影:鼠入昌史)

SLが行ったり来たり

お客を乗せた「SL大樹」が下今市駅のホームに到着するのは11時51分。お客を降ろすと、まずは上り方面に機関車が先頭に立って進み、踏切を越えた先で進路を反転。機関車が後ろから押す“推進運転”で留置線に入る。

ここで機関車と客車が切り離され、機関車だけが再び上り方面へ。すぐに反転して今度は転車台に続く線路に転線する。

下今市機関区の職員が振る旗を合図に後ろ向きにゆっくりと進み、転車台にも職員がスタンバイ。午後の運行まで、機関車は機関庫に入って水などの補給や整備を行う。転車台に載った機関車はぐるりと回り、向きを変えるとバックして機関庫の中へと収まった。

一度下今市駅上り方の踏切の向こうまで移動し、留置線にバックで入る(撮影:鼠入昌史)
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