
ただ、動力性能に関しては従来型でも十分にパワフルで、非常にスムーズな走りを体感することができた。モーターのレスポンスが高まるスポーツモードを選択してなお、どこまでも突き抜けていくような加速感とまではいかないのだが、平均車速が高いアメリカのハイウェイでまわりの交通をリードするには十分な速さを実現。ヒュイーンという音の高鳴りとともに、みるみる減っていくバッテリー残量と航続可能距離を見れば、ちょっとした背徳感も味わえる。

前後ダブルウィッシュボーンを採用するサスペンションはよく動き、オンロードでの乗り心地に最適化されている印象。バッテリーの重さに負けないコシの強さを発揮しつつ、かといって不快な突っ張り感もない。装着タイヤはブリヂストンのオールシーズンタイヤで、さすがにちょっとザラついたノイズも感じなくはないが、21インチとは思えないほど乗り心地は良かった。
いわゆるワンペダルで加減速をコントロールできる機能も付いており、回生による減速感はノーマルとハイの2種類から選択が可能。ハイウェイを走るときはハイだとさすがにピッチが過大になるので、ノーマルもしくはオフを選んで走るほうが気持ちいい。
アメリカの充電事情について


EVで心配になるのは充電ステーションをすぐに見つけられるかどうかだが、プロローグは車載システムにGoogleが提供するGoogle built-inを採用。Googleマップもデフォルトでインストールされているため、最寄りの充電ステーションの検索や経路の選択/変更などの操作が直感的に行えた。
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