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【アメリカで売れ筋、日本未発売モデル試乗記】ホンダ電動化戦略の序章となる新型電動SUV「プロローグ」に乗って感じた期待と不安

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バッテリー容量は85kWh。2025年モデルの一充電航続距離は最も長いグレードで308マイル(約495km)になった(写真:平野 陽)

ただ、動力性能に関しては従来型でも十分にパワフルで、非常にスムーズな走りを体感することができた。モーターのレスポンスが高まるスポーツモードを選択してなお、どこまでも突き抜けていくような加速感とまではいかないのだが、平均車速が高いアメリカのハイウェイでまわりの交通をリードするには十分な速さを実現。ヒュイーンという音の高鳴りとともに、みるみる減っていくバッテリー残量と航続可能距離を見れば、ちょっとした背徳感も味わえる。

撮影車は従来型で、最高出力と最大トルクは288hp(約292ps)と333lb-ft(約451Nm)だったが、2025年モデルのAWDモデルでは300hp(約304ps)と355lb-ft(約481Nm)へ高められている(写真:平野 陽)

前後ダブルウィッシュボーンを採用するサスペンションはよく動き、オンロードでの乗り心地に最適化されている印象。バッテリーの重さに負けないコシの強さを発揮しつつ、かといって不快な突っ張り感もない。装着タイヤはブリヂストンのオールシーズンタイヤで、さすがにちょっとザラついたノイズも感じなくはないが、21インチとは思えないほど乗り心地は良かった。

いわゆるワンペダルで加減速をコントロールできる機能も付いており、回生による減速感はノーマルとハイの2種類から選択が可能。ハイウェイを走るときはハイだとさすがにピッチが過大になるので、ノーマルもしくはオフを選んで走るほうが気持ちいい。

アメリカの充電事情について

最寄りの充電ステーションを検索すると地図上に位置が表示され、到着までの所要時間や急速充電器の数を確認できる(写真:平野 陽)
CCS1の充電ポートは左フロントに装備。今後はアダプターを使ってテスラのスーパーチャージャーも利用可能となる(写真:平野 陽)

EVで心配になるのは充電ステーションをすぐに見つけられるかどうかだが、プロローグは車載システムにGoogleが提供するGoogle built-inを採用。Googleマップもデフォルトでインストールされているため、最寄りの充電ステーションの検索や経路の選択/変更などの操作が直感的に行えた。

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【アメリカでも充電ステーションの整備は課題が残る】

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