【アメリカで売れ筋、日本未発売モデル試乗記】ホンダ電動化戦略の序章となる新型電動SUV「プロローグ」に乗って感じた期待と不安

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グロスブラックのグリルとヘッドライトが一文字になったデザイン、全体的に扁平なフォルムが先進的なEVっぽさを感じさせる(写真:平野 陽)
グロスブラックのグリルとヘッドライトが一文字になったデザイン、全体的に扁平なフォルムが先進的なEVっぽさを感じさせる(写真:平野 陽)
「Elite」は21インチホイールを標準装備。装着タイヤはブリヂストンのオールシーズンタイヤであるアレンザA/S 02で、サイズは275/45R21
「Elite」は21インチホイールを標準装備。装着タイヤはブリヂストンのオールシーズンタイヤであるアレンザA/S 02で、サイズは275/45R21(写真:平野 陽)

最上級グレードである「Elite(エリート)」の場合は、それに21インチのホイールが標準装備されるため、車体の四隅にあるタイヤの存在感が余計に際立つ。デフォルメ気味に描いたデザイン画をそのまま3次元化したようなスタイリングで、それがちょっとした未来感を感じさせる源となっているようだ。

プロローグのインテリアデザインについて

インテリアのデザインも先進的。11.3インチのタッチスクリーンが備わり、GoogleマップやGoogleアシスタントなどが利用できる
インテリアのデザインも先進的。11.3インチのタッチスクリーンが備わり、GoogleマップやGoogleアシスタントなどが利用できる(写真:平野 陽)

インテリアのデザインも先進的なイメージ。浮いているように見える薄いインパネには存在感たっぷりな大型デジタルメーターとセンタータッチスクリーンが備わり、対照的に極太のセンターコンソールも通すことで宇宙船チックなコクピットが演出されている。

「Elite」はレザーシートを標準装備。運転席に10ウェイ、助手席に6ウェイの電動調整機構が備わり、シートヒーターとシートベンチレーションも標準装備
「Elite」はレザーシートを標準装備。運転席に10ウェイ、助手席に6ウェイの電動調整機構が備わり、シートヒーターとシートベンチレーションも標準装備(写真:平野 陽)
60:40分割可倒式のリヤシートを装備。ホイールベースが長いので前後には十分なゆとりがあるが、全高を低く抑えたデザインのため、頭上は意外と狭い
60:40分割可倒式のリアシートを装備。ホイールベースが長いので前後には十分なゆとりがあるが、全高を低く抑えたデザインのため、頭上は意外と狭い(写真:平野 陽)

シートレイアウトはいたって普通な2列5人乗りだが、扁平なボディ形状の影響から、頭上のスペースはそれほど広くはない。ラゲッジルームも同様で、奥行きと幅は十分に広い一方、高さは少し制限されている。

ラゲッジルームも奥行きと幅にゆとりがある一方で、高さは少し限定的。床下には普通充電に使うケーブルを収める収納も備わる
ラゲッジルームも奥行きと幅にゆとりがある一方で、高さは少し限定的。床下には普通充電に使うケーブルを収める収納も備わる(写真:平野 陽)
リヤシートの背もたれを前に倒すと、より広大なスペースに変化。運転席の背もたれまでの長さは約1830mmだ
リアシートの背もたれを前に倒すと、より広大なスペースに変化。運転席の背もたれまでの長さは約1830mmだ(写真:平野 陽)

「Elite」はリヤコンソールにAC110Vの電源も標準装備。隣に見えるUSB-Cの充電ポートは全車に標準装備される

「Elite」はリアコンソールにAC110Vの電源も標準装備。隣に見えるUSB-Cの充電ポートは全車に標準装備される(写真:平野 陽)

駆動用リチウムイオンバッテリーの容量は85kWh。試乗したのは従来型だったが、3月3日には2025年モデルの概要が発表され、EPAレンジの航続距離は最長モデルで12マイル長い308マイル(約495km)にまで伸長されている。駆動方式はフロントモーターのみの2WDと、リアにもモーターを搭載するAWD。いずれも2025年モデルは最高出力と最大トルクが増大している。

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