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「土下座は自主的だった」と万博協会は説明したが…《大阪・関西万博》「"カスハラ"で土下座」事案に運営が学ぶべきこと

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  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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フジの記事化をきっかけに、SNS上ではさらに拡散された。そして4月22日には、J-CASTニュースが、主催者の日本国際博覧会協会(万博協会)に経緯を取材した記事が掲載される。

J-CAST記事によると、男性が警備員に会場シャトルバスの駐車場の位置を聞いたところ、警備員は正確に案内できず、別のスタッフがいる場所へと誘導した。この対応をめぐり男性が詰問し、警備員は謝罪。その後、男性は警備員からにらまれていると認識して大声を出し、警備員はみずから土下座したのだという。つまり、土下座は「自主的」に行われたとの認識だ。

映像を見返してみると、男性の発言は「土下座なんかせぇ(音声が不鮮明)言うてんねやろ!」と言っているように聞こえる。聞き取りづらい部分に、否定の表現が入れば、たしかに「土下座までしろとは言っていない」といったニュアンスだった可能性もある。

万博が掲げるSDGsとの整合性が問われかねない

会場レイアウトに不慣れだった点において、警備員の落ち度がまったくないとは言えない。とはいえ、より詳しいスタッフへ誘導したのは、その場でできうる最善の策だっただろう。そうした事情もあって、SNSの論調は「警備員擁護」が中心だ。

ここまで見てきたように、撮影者と万博協会の認識は少し異なる。また、拡散されている動画は、途中から撮影されたもので、音声も聞き取りにくい。「カスタマーハラスメントだ」と断定するには、これだけの証拠では不十分にも感じられる。

ただ、ひとつ間違いないのは、「警備員が土下座をした」という点だ。これについては、撮影者と万博協会が一致している情報である。たとえ男性の行為がカスハラに当たるものではなく、警備員が土下座を強要されていないのだとしても、それは「クレーム対応のマニュアルが不十分であった」ことを意味する。

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