二子玉川で始める「楽天X」とは何なのか

教育・医療には巨大な可能性がある

教育や医療もITで革命を起こせる。テクノロジーを使って根本的に変えてしまう、と断言する
楽天は9月末に世田谷区二子玉川に本社移転を完了した。複数箇所に分散していた本社を一棟のビルに集約。新たなスタートを切った。インターネット金融事業を軸に高い営業利益成長を続ける中で進めた本社移転で楽天は何が変わるのか。三木谷浩史会長兼社長に話を聞いた。今回はその第2回。

第1回 楽天・三木谷社長は"牢屋"から飛び出した

第3回 三木谷構想"2020年観光客1億人計画"とは?

山田:成長戦略を推進していく上で、さらに楽天に加えていくピースについてどのように考えていますか。

三木谷:いろいろあります。例えば教育ですね。楽天は電子書籍をやってきており、アメリカでは、電子図書館サービスのうち95%のマーケットシェアを握っている。日本ではまだ教育とITがすごく離れていますが、ここには本来、ものすごく大きな可能性がある。もしかしたら、eコマースより大きくなります。

「楽天X」の態勢が整った

僕が投資している会社の中には、アダプティブラーニングという、インタラクティブ、かつカスタマイズされたような教育方法を開発しているところがあります。これを使って教育を進めていくと、ビッグデータができあがる。ビッグデータを活用すると、少なくとも学習効率を2倍にできる。つまり4時間で勉強したものが2時間でできるようになる。もっとうまくやれば4時間勉強したものが30分でもいいというぐらい、教育とかラーニングというものが効率化されるわけです。これは革命になるのではないか、と思っています。

それから、メディカルの分野。ここでも、今まで以上にデーダドリブンになることによって革命を起こせるんじゃないか、というふうに思っています。本社をここのロケーションに移したことによって、そういういわゆるアウトボックスの領域にもどんどん踏みこんでいける。(グーグルの新企業プロジェクトである)Google X(グーグルエックス)じゃないですけど、「楽天 X」みたいなことができる態勢が整ってきました。

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