週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

きっかけはSNSでの「お金を増やさないか」という誘い…横行する【暗号資産詐欺】避ける3つの鉄則

7分で読める
  • 小田 玄紀 SBIホールディングス常務執行役員、日本暗号資産等取引業協会 (JVCEA)代表理事、株式会社ビットポイントジャパン代表取締役
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

今後、暗号資産は日本でも金融商品として位置づけられ、金商法の枠組みの中で取り扱いが整備されていく見込みです。

どんな金融商品でも「必ず儲かる」などということはあり得ません。企業の株と同じように、きちんと承認された暗号資産を1つの事業として検討し、将来の価値を判断してほしいと思います。

話題の「ミームコイン」には要注意

暗号資産には様々なタイプがあります。そのひとつが「ミームコイン」です。ミーム(meme)とは、インターネット上で拡散され、話題となったネタ的なコンテンツのことです。

『デジタル資産とWeb3』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ミームコインも、そうしたネタ的なテーマに基づいて発行される暗号資産で、経済的な目的というよりは、仲間内で盛り上がったり、ファン向けのノベルティとして利用されることが多いものです。

通常はとりたてて注目されることもないのですが、時として暗号資産交換所で大きく値上がりする場合があります。

例えば、アメリカの「ドージコイン(DOGE)」は、柴犬のミーム画像「Doge」をモチーフにして2013年に誕生しました。

これまでTikTok動画や著名人の発言によって10倍以上に値上がりしたかと思うと、すぐ反動で急落するといったことを繰り返しています。2021年にはイーロン・マスク氏が言及して話題になったこともあります。

最近では、トランプ大統領の一族が運営するトランプ・オーガニゼーションの関連会社が、トランプ氏の公式暗号資産として「$トランプ」を発行しました。「$トランプ」は大統領就任前に発行されたとき7ドル台だったものが一時75ドル、時価総額は150億ドル(約2兆3000億円)に膨らみ、メラニア夫人の公式暗号資産「$メラニア」の発行も始まりました。

現在、ミームコインの市場規模はかなり大きなものになっていますが、技術的にレベルの低いものや詐欺的なケースもあり、暗号資産の一種とはいえ通常の「投資」の対象とはなりにくいでしょう。

ちなみに、「$トランプ」はその後、20ドルを下回っています。

(出所:『デジタル資産とWeb3』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象