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実はかしこい!ヒトとも共通する《タコの知性の階層》 学び続けるタコやイカの子どもたち

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  • 吉田 真明 島根大学生物資源科学部附属生物資源教育研究センター教授
  • 滋野 修一 テクノプロR&D社インフォマティクス事業推進室技術員 
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この生まれてから1か月は大事である。餌取りやその学習に失敗した多くの子どもたちが死んでいく、一番過酷な時期でもあるためだ。

生活スタイルに合わせて生きる

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この時期は体と脳の成長が著しい。腕は長くなり、眼の動きも活発になり、体が示せる動きのパターンも増える。そして何より脳の中では、触ることや見ることに関わるところ、そして触覚についての学習や記憶に関わる部位が急激に大きくなる。

大人になると、タコの場合、海の底に隠れるような隠遁生活を送る。隠れ家を探し、岩を真似て隠れることが上手くなる。そのときも、隠れるための体の模様が新たに生まれる。頭足類は、生まれてからずっと、生活スタイルの大きな変化に合わせながら、賢く学ぶことができる生き物なのである。

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