「開放感でいっぱい」40歳で離婚した男性が得た”ストレスのない生活”と唯一残り続ける後悔の中身

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離婚した現在も仕事に変化はなく、週2度会社に出勤し、ほかの日はリモートワークで働いている。仕事が終わる時間は日によって違うが、仕事が終わると出勤の日は乗り換え駅である秋葉原に寄ってみたり、帰宅後は読書をしたりしている。家事のできない男性もいるが、内山さんは違う。

「大学時代は一人暮らしだったので一通りの家事はできます。結婚していた頃も家事は元妻と分担していました。夕飯も元妻が作ることもあれば私が作ることもありました。今もランチは社食で摂りますが、夕飯は疲れていなければ自炊をしています」

離婚の一因になった「金銭感覚」の違い

お金の使い方も結婚していた頃と変わっていない。家計は元妻が管理していたがお小遣い制ではなく、内山さんの口座から落ちるクレカで欲しいものは購入していた。しかし、元妻も欲しいものを内山さんの口座から落ちるクレカで購入しており、内山さんからすると金遣いが荒く感じられた。将来のために貯金もしないといけないのに、お金があったらある分だけ使う元妻を受け入れることができなかった。お金の使い方を事前に話し合えていなかったことも離婚につながったのではないかと振り返る。

プライベートの面で変化はあったのだろうか。

「今、休日は図書館に行ったり、新しく始めた趣味である登山をしたり、オンラインで麻雀をしたりして楽しんでいます。特に登山はカーシェアサービスを利用して山梨まで行くと、初心者でも登れる山がたくさんあって楽しいです。一人で行くこともありますし、高校時代の友人と行くこともあります」

また、内山さんは過去にパワハラが原因でうつ病を患い休職していた時期があり、今でも月1回精神科に通って安定剤を服用している。そのことから精神疾患の患者のための自助グループのスタッフとしても活動している。うつ病は寛解へ向かっているが、登山などで体を動かすことが良い気晴らしになっているという。

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