西武・プリンスホテルズワールドワイド 金田佳季社長「海外ではM&Aも視野、戦略的にラグジュアリーに特化すれば勝負できる」
──MC展開は外資系ホテルとの勝負です。勝算はありますか。
(米マリオットやヒルトンなどの)5大グローバルオペレーターは膨大な会員組織を持っている。海外において外資系が強みを持つ、ラグジュアリーより下のカテゴリーで真っ向勝負をすると、チャレンジングになる。
海外ではラグジュアリーをメインに、少なくともアッパーアップスケールで展開したい。この3年は東南アジアの主要都市やリゾートなど、アジア太平洋を中心に出したい。米国や欧州、中東ではいい案件があれば取りに行く。
シャングリ・ラやマンダリン オリエンタル、ザ・ペニンシュラ(いずれも香港)などアジアのラグジュアリーホテルは世界のマーケットでポジションを築いて成功している。アジアのホスピタリティーが評価されているからだ。日本の「おもてなし」というホスピタリティーはアジアの中で1番に近いと思う。戦略的にラグジュアリーに特化すれば、勝負できると思っている。
リゾートはより高級化
──これから国内での注力地域はどこになりますか。

今まさに議論をしている。軽井沢や箱根、富良野、川奈など当社が保有するプレミアムなリゾートは売却していない。そういった地域はよりラグジュアリーにしていく。
グループ全体ではザ・プリンスやグランドプリンスホテルの違いを明確にしたい。東京ガーデンテラス紀尾井町の売却資金の一部をブランド価値向上に使う。パーク ハイアットとグランド ハイアットのような明確な違いを目指す。
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