「こんな老後を送りたい」「憧れしかない…」YouTubeで130万回も再生された、“若々しい92歳”の《素敵すぎる1人住まい》

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その人気が出版社の目に留まり、今年2月には三重子さんとその娘のあゆみさんの日常をつづった書籍『北国の暮らし 今を豊かに生きる家しごと庭しごと』も出版されている。

動画の中で特に目をひくのは、三重子さんの多趣味ぶりだ。興味があることはなんでもやってみるという性格で、3人の娘たちが独立した60代の頃から、さまざまな趣味に打ち込んできたという。

書道や茶道など和の芸事から、レース編みや刺しゅう、刺し子、陶芸など手仕事系、ピアノ、カメラにフラダンスまで。手仕事の作品は日用品として今も活躍し、自宅の2階は撮りためた写真のギャラリーになっている。

長い老後に突入した人たちに話を聞くと、「趣味がない」と嘆いたり、家族から「趣味を見つけたら?」「“趣味友”でも作りなよ」などとせっつかれたりして、“老後と趣味”問題に頭を悩ませている人は多い。

北国の暮らし
築60年ほどのクラシカルなレンガ造りの自宅は絵本の世界のようだ(画像:YouTube「Kuro - 北国の暮らし」より)

「趣味の教室」には通わないワケ

だが、趣味の達人、三重子さんの趣味のルールは、いたって明快である。

趣味はいくつも持つ自分で生み出す疲れたらやめる

「以前はいくつか趣味教室に通ったこともありました。だけど教室は先生から教わって受け身で習うものでしょ。いろんな人が習いに来ているからお付き合いができて楽しい反面、出来を比べることにもなっちゃうしね。

人それぞれの考え方でしょうけど、私は教室通いをひと通りやってみて、誰かに教わるよりも、自分の好きなことを生み出すほうが性に合っているなと思いました」

三重子さん
お気に入りのものに囲まれたリビングで趣味の刺しゅうに集中する三重子さん(画像:YouTube「Kuro - 北国の暮らし」より)
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