原宿ハラカド「街のど真ん中に銭湯と原っぱ」異質な組み合わせが好循環を生む仕組み
そのため、スキンケアの新商品の発売では、インフルエンサーにギフティング(インフルエンサーに商品やサンプルを無償で提供し、 良かったら口コミを書いてもらうこと)を行ったり、店頭発売よりも先行してECで発売をし、SNSやインターネット上に口コミが書かれる状態を作ることがよくあります。
ある程度口コミがたまった段階で、店頭販売を開始することで、店頭で見かけた新商品をその場で検索すると、すでに何件か使った人の口コミが書いてあって、その内容を読んで購入を後押ししてくれます。
また、口コミの「中身」に関しては、いい口コミだけで商品を判断するのではなく、悪い口コミを積極的に読んでいる人もいます。
ネガティブ要素が自分にとって許容範囲かどうかを判断してから商品の購入を決定します。これは、商品に対する「期待値」を自分の中でコントロールする行為だと考えられます。
口コミは商品の購入前だけでなく、購入後にも触れることが多くなりました。買う前にもたくさん口コミを調べたのに、買った後も新しい口コミを見て、自分が気に入っている商品の良さを再確認し、うれしい気持ちになるのでしょう。
それによって、次も同じ商品を購入しようと、リピートの気持ちを高める効果を生みます。
都心のど真ん中に「銭湯」「ハラッパ」

「驚愕・非日常」の事例として紹介するのは、2024年4月17日に開業した、東急プラザ原宿「ハラカド」(以下、ハラカド)です。
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