実は日本一の神戸空港、「実力発揮」に向け残る課題 国際線就航も“鉄道”はポートライナーだけ
経済界や関係自治体の空港をめぐる利害調整の場として開かれる関西3空港懇談会では、神戸空港への国際定期便の就航は2030年ごろと合意した。
ただ大阪・関西万博で混雑が予想される2025年4月からは神戸空港にも国際チャーター便の就航を認め、少しでも多くの訪日客を万博に呼び込もうとしている。神戸市が新たに建設した国際線用ターミナルも4月に開業する。

4月18日開業の神戸空港第2ターミナルビル。国際チャーター便の運航が可能に(筆者撮影)
国際チャーター便が就航
定期的に運航することが決まった国際チャーター便は週に40便。韓国のソウル(仁川)、中国の上海・南京、台湾の台北・台中の5都市に就航する。航空会社は韓国の大韓航空、中国の吉祥航空、台湾のスターラックス航空、エバー航空の4社だ。
いずれも関西国際空港の混雑緩和に加え、日本を訪れるのが2度目や3度目で、観光客で混雑している京都を避けつつ姫路城や瀬戸内といった神戸より西側を訪れる観光客の需要を新たに開拓したい考えだ。
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