2013年度新卒採用動向調査【12月下旬現在】 その2--大学指定や外国人採用、ソーシャルメディアの活用

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学生のソーシャルメディアの利用度は文系と理系で異なる。文系では就活でSNSを使用していない学生は33%と少数派で、facebook、Twitterともに4割近い学生が使っている。これに対して、理系になると過半数の51%が使っておらず、使っている学生もfacebook25%、Twitter18%と文系に比べかなり少ない。facebookやTwitterは携帯電話やスマートフォンで使う人が多いが、理系学生は研究室にいる時間が長く、文系とは行動特性が異なるのかもしれない。

図5:就活で使用しているSNS
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●文理ともに7割前後の学生がスマートフォンを利用

学生の就職活動の変化として、スマートフォンの利用がある。文系で73%、理系でも66%の学生がスマートフォンを利用し、Web閲覧している。12年卒の学生を対象に11年6月に実施した調査では5割弱だったから、2割も利用率が高まっていることになる。

図6:携帯電話、スマートフォンの利用状況
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スマートフォンを使うようになると、携帯性だけでなく、立ち上がりの速さからもそれまでPCで行っていた作業をスマートフォンで行うようになる。これはビジネスマンでも就活生でも同じだろう。もはやスマートフォンで見やすい採用ホームページが、採用広報では不可欠になっている。

ところが、スマートフォン対応の採用ホームページを作成した企業は全体では5%にすぎず、6割の企業が「スマートフォン向け採用ホームページを作成するつもりはない」と回答している。スマートフォンに対する認識が浅いようだ。

ただし、企業規模別に見ると、大手企業の25%はスマートフォン向けの採用ホームページを「作成した・作成予定」としており、さらに3割の企業が「作成を検討中」としており、過半数の企業はスマートフォン対応の必要性を十分認識している。

図7:採用ホームページのスマートフォン対応
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