ミドリムシが人類を救う、大志を抱くユーグレナ

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ミドリムシは十分な太陽光など一定の環境下では、1日に1度、細胞分裂して殖える。この行為を5億年繰り返し、地球上にある二酸化酸素(CO2)を酸素に変えてきた。あまねく生物の生きる環境を作ってきたといってもいい。それを出雲は「けなげだ」と評する。

起業から8年が経過した今、ミドリムシが秘めた広範な可能性が大きな話題となり、ユーグレナの注目度も高まり続けている。

弾みとなったのは10年5月。新日本石油(現・JX日鉱日石エネルギー)、日立プラントテクノロジーと「ミドリムシを原料としたバイオジェット燃料の製造」を目指した共同研究の開始を発表したのだ。

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