私がコンサルをしているお客さま企業のなかで、「将来、中間管理職につきたい」と答える若手が20%を超えていた企業は、ほぼありませんでした。
みなさんの会社でも、匿名の簡単なアンケートでいいので、「管理職になりたいですか?」と質問してみてください。
思った以上に「管理職になりたくない」と答える社員の割合は高いのです。
「給料が増えそうだし、課長になってもいいかな」と思うより、「ああはなりたくないから、スキルを身につけて、どこかに転職しよう」と考える。そういう若手が多いのが現実になっています。
「出世のためには…」古い価値観が全然通じない
しかも、その20代は人口比率的に、もはやマイノリティです。
日本の就労人口において20代はすでに15%を切っています。そんな希少な20代に、多数派の年代層が「古い価値観」で圧力をかけていたとしたら、どうでしょうか。
こういったささやきは、若手には「価値観のギャップ」を感じさせる声として響きます。
「若手には甘く」とは言いませんが、企業の競争力をこれからも保っていくには「特別な配慮」は必要でしょう。
少なくとも「俺の背中を見ろ」的なマネジメントでは通用しません。
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