独立系で生き残れるか--大和証券・日比野隆司社長を直撃

──4月の統合における人事面での重点は何か。

1年前から行っている本部機構の統合が仕上げに入る。コスト削減だけではなく、営業収益を伸ばすことも考える。ミドルマーケットと呼ぶ中堅企業や公益法人、地域金融機関向けなど、手薄だった分野を開拓するための人材配置を行う。

──近年は赤字が続いている。

昨年は東日本大震災、欧州債務危機、世界的な金融規制の影響が重なり、業界全体の大不況だった。異例の年であり、これが続くことはない。ただ、証券市場が00年代前半のような状況に戻ることもないという前提で経営しなくてはならない。

昨年4~12月の環境が続いても収支均衡が見えるところまではコスト削減で対応する。そのためにも第3四半期決算発表時に、200億円の追加コスト削減(年間計600億円)を発表した。収支均衡は13年3月期中には達成できると思う。

──格下げが懸念されるが。

落ちないように動いている。自己資本や流動性のレベルと、それが毀損するスピードを考えると、そう早く落ちることもないだろう。それ以前にコストを削るので、“出血”はそうとう収まる。時間をもらう間に、営業収益も底上げする。

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