会社を動かせる人・動かせない人の決定的な違い 社内の見えない「力学」をわかっていますか?

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例えば、同じ部門のメンバーと話をするときに、

「あっち(の部署)がこう言っている」「10階(経営企画のフロア)からの指示だよ」

という言い方をすることはないでしょうか?これらは組織の壁を表現する言葉です。

このような壁が多い会社では、いたるところで対立が発生します。

対立はなぜ起きてしまうのか

ではなぜこうした対立が起きてしまうのでしょうか? それは、集団が大きくなると一人ひとりとの丁寧なコミュニケーションが難しくなるからです。

組織間の調整をしようにも、現場レベルでは誰と誰が調整をすればいいのか判断が難しいのです。そのため、いろいろと努力はしてみたもののうまくいかず、結局、部長レベルで話し合ってなんとか合意にこぎつけたなんてこともよくあります。

また、それぞれ別部門の目標を共有することは少ないでしょう。これにより、同じ会社であってもすれ違いが起こるのです。

例えば、営業は短期の売上目標があるため売れやすい商品を顧客に提案します。ところが開発は新商品の販売数を目標にしているので、「売れるかどうかは未知数だけどこの新商品を売ってほしい」と営業に依頼します。しかし営業は「売れるかどうかわからないものを提案するのは非効率だ」と断ります。こうして部門間の対立は起こります。これはなにも営業と開発に限った話ではなく、あらゆる組織間で発生している問題です。

大切なのは、そうした組織間で起こるズレを理解したうえでどう立ち回るかです。

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