会社を動かせる人・動かせない人の決定的な違い 社内の見えない「力学」をわかっていますか?

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これら四つのなかでも、特に古い体質が残る会社では「上に嫌われてうまくいくはずがない」「合理的でも協調性のない人は使えない」といった考え方が根強く残っています。

「考え方が古いなあ」と思うかもしれませんが、だからといってその社風に反発しても軋轢を生むだけです。自分の会社にはどのような暗黙のルールがあるのかを知っておくと、いらぬトラップを踏むことなく社内で上手に立ち回れるようになります。

古い体質の会社ほどチャンス

むしろ、ポジティブに考えるのであれば古い体質の会社ほどチャンスといえます。

結局、会社は思うように動かない。 上手に働く人の社内コミュニケーション
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なぜなら、自分以外の人はその社風にどっぷり浸かっていて、身動きがとれず会社を改革できずにいるわけです。

社風は急には変えにくいですが、自分がスキルを身につけて主体的に動くだけで、相対的に評価される可能性が高くなります。

大切なのは、周りの空気を読みながらも自分の主体性は失わないことです。

会社の暗黙のルールを理解したうえで、新しい考え方を少しずつ提案していく。

そうすることで、どのような環境でも成長できる強さが身につくはずです。

下地 寛也 コクヨ株式会社ワークスタイルコンサルタント、エスケイブレイン代表

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しもじ かんや / Kanya Shimoji

1969年神戸市生まれ。1992年文房具・オフィス家具メーカーのコクヨに入社。デスクや会議室の配置などの「分け方」を研究したことをきっかけに、社会のさまざまなコト、モノ、サービスの「使いにくい」「わかりにくい」といった問題点は「分け方」で「しやすい」に変えることができるという提案をするように。現在はコーポレートコミュニケーション室の室長と同時に新しい働き方を模索して複業ワーカー(エスケイブレイン代表)としてのビジネススキルに関するセミナーや講演、YouTube動画配信などの活動も積極的に行っている。著書に『考える人のメモの技術』(ダイヤモンド社)、『プレゼンの語彙力』(KADOKAWA)など。

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