会社を動かせる人・動かせない人の決定的な違い 社内の見えない「力学」をわかっていますか?

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『影響力のマネジメント』の著者ジェフリー・フェファーは、パワーのある人は日頃の行動からもその力が感じられ、それは「活力とスタミナ」「集中力」「他者への感受性」「柔軟性」「対立に耐える力」「エゴを隠す力」という形で表れると述べています。

どのような職場にも、役職に関係なく周りから一目置かれるような影響力のある人がいるものです。その人は、仕事に対する情熱を持ち、相手の立場で物事を考え、状況に応じて柔軟に対応している人ではないでしょうか。

パーソナルパワーを磨いていく

逆に、立場だけで人を動かそうとする人は長期的には信頼を失っていきます。

「あの人が言うなら喜んでやろう」と前向きな形で周囲の人に動いてもらうためには、パーソナルパワーを磨いていく必要があるのです。

誰がどのようなパワーを持っているのか知ることで、自分の提案や相談がスムーズに通りやすくなります。

例えば、何か新しい案件の承認をもらいたいときもそうです。

最初から決定権を持つ上司に相談するのではなく、まずは影響力のある先輩に相談し、その人を通じて上司に働きかけたほうがスムーズにいくことがよくあります。

また、自分の意見を通すために上司の権限を借りるのも一つの手です。ただし、そのためには日頃から信頼関係を築いておく必要があります。

社内の力学を理解したうえで、まずは自分のパーソナルパワーを高める。そうすることで、組織のなかでより効果的に動けるようになるはずです。

パワーは目に見えないからこそ、意識して観察し、理解を深める必要があります。

そうすることで、組織のなかでの立ち回り方がわかり、より建設的な関係づくりができるようになります。

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