佐々木朗希「妻は普通」アメリカではありえない訳 妻をどう紹介するかで世間からの評価が変わる

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オスカー授賞式など、ハリウッドの大きなイベントでは、そういうシーンが想定されていて、その瞬間がやってきたら、カメラは感動の表情を浮かべている妻を映す。それを見て視聴者もほっこりする。そういうもの。

逆に、そういったスピーチで奥さんに感謝しなかったなら、そっちのほうが記憶に残る。もちろん女性セレブも夫やパートナーに公に感謝の言葉を述べるが、男性が妻を絶賛することのほうがより大事である。

日本で生まれ育った日本人男性にしたら、世界に見られている中で自分の妻を美しい、賢いと絶賛するのは、恥ずかしいかもしれない。大谷選手も、英語でのスピーチだったから言いやすかったというのもあるだろう。

佐々木朗希
結婚を発表後に記者に囲まれる佐々木朗希選手(写真:東京スポーツ/アフロ)

家族を大切にする人というイメージが重要

実際、彼も、結婚を発表した直後の日本人記者との会見では、「いたって普通の人」と真美子夫人について語っていた。その時までに大谷選手は6年間アメリカ生活を送ってきていたが、日本人記者に対しては日本的な対応をしたということだろう。

ハリウッドセレブもだが、とりわけ家庭で子供と大人が一緒に観戦するメジャーリーグの選手は、家族を大切にする人という部分はイメージ上、かなり重要だ。もちろんすごい成績を出してみせることが一番とはいえ、その部分が人間味をプラスし、ファンを共感させるのである。

仕事に集中できるのも支えてくれる家族がいるおかげという気持ちを、彼らは機会あるごとに公に表現する。大きな試合に勝ったら、妻や子供がフィールドに出てきて、ハグをし、キスをして、祝福する。この勝利は一緒に手にしたものなのだから。

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