起業を成功させるために「捨てるべき」4つの幻想 自分で考え、自分で答えを出す世界への歩き方
「損をしたくない」という気持ちは当然ですが、その先行投資で得られるメリットを計算できるならやってみる価値はあります。金銭的なリターンはわずかでも、信用構築につながるなら投資すべきシーンはあるはず。交通費や研修費、交際費などは、必要ならばある程度かけることを検討しましょう。断片的な無料情報をあさっていても時間が過ぎるばかりですし、すべてが整った安全地帯でぬるま湯に浸かっていては、起業家マインドも課題解決力も育ちません。ただし、その投資額については、今のステージではせいぜい月数万円程度までに抑えておきましょう。そこは忘れないように管理してください。
④思っていた起業と違う
「何か違う」。これも起業支援をしていると、よく言われる言葉の1つです。何が違うのかを言葉にしていただくと、「頑張るのは違う」、「自分らしくない」、「今じゃない」など、モヤモヤとした違和感があるとおっしゃいます。
「起業する!」と一度は決めたのに、こんな感情を払拭できない場合、厳しい言い方になってしまいますが、起業を諦めるのも1つの選択肢です。これは義務ではなく、誰からも強制されるものではありませんから。
とはいえ、「動けないけど諦めるのはイヤ」。そんな場合もあるでしょう。そんなときは、なぜ自分がそんな状態なのか、自分と向き合ってみてください。そんなあなたが動けないのには理由があります。そして、それは起業を優先できるのなら、解決可能です。
しかし、すでに十分忙しく、左手に仕事、右手に家庭を抱え、背中に親を背負ったような私たちが、これ以上、何かを頑張ろうとすれば、心や身体が壊れてしまう可能性があります。だからこそ無理をせず、計画通りに進めようと思い詰めるのではなく、肩の力を抜いてほしいのです。
お金もスキルも時間もない、スター性もカリスマ性もないのが〝普通の人〟である私たちです。いきなり、やったこともない起業で成功するわけがないじゃないですか。だから気楽に練習するだけです。過度に期待すると、望んだ結果が出せなかったらどうしようと、ますます動けなくなってしまいます。
自然体のあなたで、起業したいと初めて思ったときを思い出してください。お金を稼げるようになりたい、生涯現役で働きたい、自由な働き方を実現したい、パワハラ上司から解放されたい、人に夢を与えたい。会社が良くなってくれる、誰かが何かをしてくれることを待つのではなく、自分の手で、幸せな仕事と働き方をしたいと願ったあの瞬間の心を取り戻し、今のメンタルブロックと向き合ってみてください。前に進めるあなたに出会えるはずです。
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