インバウンドにおいて「滋賀県の一番の強み」は…
鈴木信吾(以下、鈴木):「地方創生」でいえば、今後、地域間の連携も強まっていくと面白いと思います。たとえば、以前、兵庫県と岡山県の県境の市と町が組んだ東備西播定住自立圏で企業を誘致しようという取り組みがありました。
広域連携ですね。地域がつながれば、選択の幅も広がる。
永谷亜矢子(以下、永谷):おおむね賛成だけど、実際問題として「書類だけ交わして、あとは何もしない」とかも多いですからね……。
地理的な話で言うと、私は「変なプライドは捨てて、地の利があるなら生かす」ことが大切だと思います。
以前、滋賀で登壇させていただいた時に言われたのが、「琵琶湖があります、彦根城があります、雄琴温泉があります」。
日本人はその魅力を知っているかもしれないけど、外国人にはわからないじゃないですか。琵琶湖ほどの湖は他にないとしても、日本全国に海や川はありますし、お城も温泉も競合だらけ。
私は「インバウンドにおいて、滋賀県の一番の強みは、京都に近いことです!」と提言しました。


















