ソフトバンク、「AIに異次元投資」で浮上する焦点 自信満々の孫会長、OpenAIとも急接近

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国内で営業活動という観点では、2024年4月に立ち上げたOpenAIの日本法人と、SB OpenAI Japanのすみ分けが疑問点として残る。

日本法人は国内におけるクラウド普及の功労者として知られるAWSジャパンの前社長、長崎忠雄氏をトップに招聘し、日本での人材採用や法人セールス、カスタマーサポートなどを担うとされてきた。OpenAI目線では、一定の機能重複も出てきそうだ。

長崎氏は2月5日、SNS上で日本法人が存続すると説明。「JV(SB OpenAI Japan)は、孫さんの発表されたクリスタルAIを日本企業の皆様に提案するための法人となります」と投稿し、クリスタルに限らないOpenAIのソリューション導入に向けて、変わらず事業を継続していくことをアピールした。

アメリカのビッグテックが主導してきた桁違いのマネーゲームに、電撃参戦となったソフトバンクグループと孫会長。AI大競争の流れを変える局面が訪れているのかもしれない。

森田 宗一郎 東洋経済 記者

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もりた そういちろう / Soichiro Morita

2018年4月、東洋経済新報社入社。ITや広告・マーケティング、アニメ・出版業界を担当。過去の担当特集は「サイバーエージェント ポスト藤田時代の茨道」「マイクロソフト AI革命の深層」「CCC 平成のエンタメ王が陥った窮地」「アニメ 熱狂のカラクリ」「氾濫するPR」など。

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