過熱する「フジのアナ報道」鵜呑みにする"危うさ" 世間のイメージとのギャップに局アナたちも苦悩

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フジテレビ
フジテレビのアナウンサーをめぐる報道が加熱しています。写真は、左から「めざましテレビ」で司会を務める伊藤利尋さん、井上清華さん、生田竜聖さん(画像:フジテレビ公式サイトより)

「ついに第三者委員会の調査がはじまった」と感じた人は多いのではないでしょうか。

まずはフジテレビとフジ・メディア・ホールディングスの社員に対して、「中居正広氏と女性のトラブルに類似する案件はなかったか」というアンケートが行われ、続いて企業風土に関する調査なども行われていくようです。

どのような方法で、どこまでさかのぼって調べるのか。社員だけでなく出入り業者や元社員などへの調査はしないのか。3月末の調査結果発表を待つだけでなく、さまざまな情報や要求などが適宜報じられていくのでしょう。

『週刊文春』が一部報道を訂正したことで同誌への批判が高まっている一方、フジテレビの社員関与、当事者への対応、問題が起きた後も中居氏の番組を続行したこと、人権への配慮など、多岐にわたる問題が解消されたわけではありません。

批判が収まったわけではなく、CMを控えているスポンサーも態度を変えていないだけに、少なくとも3月末まで苦境が続くことは間違いなさそうです。

週刊文春
記事の訂正について、『週刊文春』編集長が発表した声明の一部(画像:「文春オンライン」より)

アナウンサーの関連記事が量産

ここにきて急激にクローズアップされているのが、同社のアナウンサーやアナウンス室をめぐる報道。その最たるところは、堀江貴文さんのYouTubeチャンネルに出演した元フジテレビアナウンサー・長谷川豊さんの発言でしょう。

出演動画が同チャンネル歴代トップの約650万回再生を記録したほか、「“上納”文化はある」などの内容が記事化され、SNSのコメントが活発に飛び交っています。

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