東洋経済オンラインとは
ビジネス

過熱する「フジのアナ報道」鵜呑みにする"危うさ" 世間のイメージとのギャップに局アナたちも苦悩

14分で読める
  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
2/8 PAGES
3/8 PAGES
4/8 PAGES
5/8 PAGES
6/8 PAGES
7/8 PAGES
8/8 PAGES

あまり知られていませんが、フジテレビは現在も山﨑夕貴アナ、永島優美アナ、小澤陽子アナらのように育休中の人が多く、さらに梅津弥英子アナ、遠藤玲子アナ、椿原慶子アナらのように産休・育休から復帰して活躍するケースが他局以上に多い感があります。少なくともアナウンサーたちにとって他の企業と比べて働きにくい職場ではないのでしょう。

決してフジテレビを擁護したいというわけではなく、現在のように悪いところだけを報じていくと、世間に過剰な怒りの感情を増やすだけであり、数字がほしいネットメディア以外のメリットはありません。よいところと悪いところをフェアに並べ、改善が必要であれば冷静な視点からうながしていく社会でありたいところです。

決して対岸の火事ではない

もちろんアナウンサー全員が満足しているわけではないでしょうし、専門職であるにもかかわらず意に沿わない異動を命じられた人や退職した人の話もたくさん聞いてきました。それもテレビ局に限らずどの企業にもありうることであり、個人的な感情を排除するのは難しいことも含め、元局アナたちの言葉は話半分くらいで聞いたほうがいいのかもしれません。

フジテレビの騒動は業種や職種を問わず、決して対岸の火事ではなく、いつか自分や家族、友人などに降りかかる可能性を感じさせられるものです。

フジテレビの人々に限らず、逆境にある人々が本気で「変わりたい」と思ったとき、さらに叩こうとするのではなく、その様子を冷静に見守っていけるか。生きやすい社会にしていくための姿勢を問われているような気がするのです。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象