西成「家賃2万7千円」ほぼ廃墟ハウスに住んだ結果 住人はほぼベトナム人、そこで見た驚きの光景

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「持ってる物件を居酒屋として貸したら、店の中でシャブの取引をやられた。その場でシャブを渡すわけではなく、金を渡すと代わりにメモを渡される。メモには、

『●●駐車場に停まっている、赤色の●●の下』

などと書いてあって、車の下を調べると覚醒剤が置いてあるというシステム。出ていけと言っても出ていかないから、持ってる空き物件に、

『居酒屋で覚醒剤を売るな!!』

と看板を出した。結局出て行かせるのに3年かかって大変だった」

とのこと。

やっと出ていったと思って店内を見たら、2階がぐちゃぐちゃの土まみれになっていたという。どうやら2階では大麻を栽培していたらしい。

西成は全然、大人しくなってない

『西成の火事』のニュースが報道されることもしばしばある。実際に火事の現場を歩いてみて驚いた。ここ数年で起きた死亡事故のある火災現場6軒が、全部シェアハウスから歩いて数分の場所にあった。ここまで火事が多い地域も珍しいだろう。

ちなみに先程の地主に話を聞くと、

「組に鉄火場(裏ギャンブル場)として貸していたんだけど、爆破されたわ」

とサラッと言った。

このご時世に爆破である。

頭がクラクラとしてきた。

知り合った人たちに話を聞いていると、

「あそこは●●組の事務所や」

「そこは3人の心中があった物件や」

などと街の解像度が上がっていく。

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