「視力の低下」4つの分類と"今すぐできる"対策法 まずは「セルフ問診チャート」で改善法を探る

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

強制的にアイマスクをつけて15分間、瞑想をすることは、抱えるストレスを軽くするための心の整理ができ、視覚情報をシャットアウトするので脳疲労も軽減でき、安全に日光を浴びることもできて、目を休ませることもできる、一石四鳥の方法なのです。

筋力アップで「目と体」の加齢に対抗する

対処法④老眼タイプ:サングラススクワット
『最新の視力研究で導き出した 何歳からでも目がよくなる方法』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

加齢とともに硬くなった水晶体は、若い水晶体よりもさらに紫外線を吸収してしまい、吸収されたエネルギーは、水晶体のタンパク質を変性させるため、水晶体をさらに硬くします。それによって調整力が低下します。

屋外活動自体は気分もよくなり運動もでき、ビタミンDも生成され、いいことづくめですが、長時間の活動では紫外線への注意が必要です。そのためにサングラスをかけるようにしましょう。

そして、行うトレーニングはスクワットがベストです。水晶体を動かす毛様体筋は、不随意筋といって、自分の意思では動かすことができず、直接鍛えるのが難しい筋肉でもあります。そのため、全身の筋肉のうち、もっとも大きい大腿筋にアプローチできる、スクワットにたどりつきました。

(出所:『最新の視力研究で導き出した 何歳からでも目がよくなる方法』より)

運動により鍛えていない部分の筋力も増強されるメカニズムが、2006年のニューサウスウェールズ大学の研究で明らかになりました。このことから、大腿筋を鍛えることで、効果的にほかの筋肉の比重も増やすことができ、結果として鍛えることの難しい毛様体筋を支えられ、その調整力も維持できるのです。

平賀 広貴 株式会社ブライトアイ代表

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ひらが ひろき / Hiroki Hiraga

裸眼視力2.0の日本一目がいい博士。株式会社ブライトアイ代表。

1980年生まれ。2008年東北大学理学研究科化学専攻博士課程修了。株式会社東芝研究開発センターを経て2023年に独立。12歳から科学者を志し勉学に励むも、なぜ自分だけ視力が落ちないのか不思議に思っていた。特許76件、論文15件、第25回井上研究奨励賞や東芝イノベーションアワードなどの受賞13件。

本業の傍ら、人間の視覚や「見る」とは何かを独自に探求し、目と脳、身体をアップデートし続け、「裸眼視力2.0」をキープしている。JAXA宇宙飛行士候補者選抜試験では、その視力の良さに検査員に驚かれた。現在はこの知見を活かし、脳と健康の指導を行っている。長男と次男も視力1.5以上をキープ中。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事