「炎症数値が正常の300倍」時のリアルな体の状況 森永卓郎さんの闘病姿勢に勇気をもらった

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緩和ケアというと終末期医療という認識を持つ方が多いと思うが、それは誤解である。そのあたりは別の機会に詳しく触れたいと思う。筆者自身は、患者のQOL(生活の質)改善のためにも早期の段階で緩和ケアに乗り出すことが必要だと考えている。

厳しい闘病の間にひと息つく筆者(写真:筆者提供)

森永卓郎さんの闘病姿勢に勇気をもらった

この原稿に取り掛かる直前、ニュースで森永卓郎さんの死を知った。ついこの間まで精力的にラジオに出演されていたのに、ご本人も語っていたがあまりの急変に驚いた。筆者は、昨年3月に膀胱がんが見つかってからというもの、常に森永さんの闘病姿勢に励まされ、勇気を与えられてきたように思う。

今から10年前、2014年12月に出した『分煙社会のススメ。』という本づくりの過程で森永さんを取材した。

好きなたばこをくゆらせながら「新自由主義の広がりが嫌煙運動に拍車をかけた」「ヒトラーもムッソリーニも強烈な禁煙運動を進めました。豊かな社会というのは、本当に多様な意見の人がいて、それをみんなが許しあう、認めあう社会だと思います」と語っていた森永さんの姿が忘れられない。

合掌。

山田 稔 ジャーナリスト

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やまだ みのる / Minoru Yamada

1960年生まれ。長野県出身。立命館大学卒業。日刊ゲンダイ編集部長、広告局次長を経て独立。編集工房レーヴ代表。経済、社会、地方関連記事を執筆。雑誌『ベストカー』に「数字の向こう側」を連載中。『酒と温泉を楽しむ!「B級」山歩き』『分煙社会のススメ。』(日本図書館協会選定図書)『驚きの日本一が「ふるさと」にあった』などの著作がある。編集工房レーヴのブログでは、最新の病状などを掲載中。最新刊は『60歳からの山と温泉』(世界書院)。

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