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3回の「初代大統領」を務めたモンゴル人政治家 モンゴルの移行期を背負ったオチルバト大統領の軌跡

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オチルバト氏自身のキャリアとモンゴルの発展のシンクロニシティ(共時性)を本人が十分に自覚しており、「天の時」を生きた人であることが了解されよう。

以上のように、オチルバト氏は社会主義時代を通じてすでに資源開発やその利用部門、さらには輸出部門をつかさどる中枢にいて人民革命党の要職にあった。にもかかわらず、1993年の大統領選では野党のモンゴル民主連合から立候補したため、「日和見」と呼ばれるようにもなった。

それでも見事に当選を果たしたのは、こうしたインタビューにも表れているように、その実直な人柄にあるだろう。「飾り気のない人」として親しまれてきた。

モンゴルの屋台骨産業を一貫して担った

と同時に、モンゴル国の屋台骨とも言うべき鉱工業を一貫して担ってきたことが、イデオロギーを問わず、彼に揺るがぬ地位を与えたように私には思われる。

2025年現在もなお、モンゴル国の経済を支えているのは鉱工業部門である。モンゴルの発展における礎を築いたポンソルマーギーン・オチルバト氏に、心から哀悼の意を表します。

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