IKKOさん「つらい事も乗り越える負けじ魂」の出所 何度も悔し涙を飲んだ「思い出」が生きる力に

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IKKOさんが幼い頃から今に至るまでの人生を振り返りつつ、その過程で学んだことを語ります(写真:GLAD提供)
幅広い世代から共感を集める美容家IKKOさんですが、これまでの人生、転んでも転んでも、つらいことがあっても、悔しさをバネに起き上がってきたといいます。
そんなIKKOさんの人生哲学はどのように生まれたのか? 幼い頃から今に至るまでの人生を振り返りつつ、その過程で学んだことを語りつくした珠玉のエッセイ集『IKKO 人生十転び八起き。ケ・セラ・セラ』より一部抜粋し、3回に渡ってご紹介します。今回は1回目です。

不都合な環境で芽生えた「生きる力」

私はときどき、「IKKOさんの人生哲学は、どのようなところから生まれたのですか? どんな人生をたどってきたのか知りたいです」と聞かれることがあります。

振り返ってみると、幼い頃から経験してきたことには、その都度学びがありました。

いまの私がなぜ、心のあり方を重視するのか、なぜ自分の仕事に妥協を許さないのか、なぜきれいな環境にこだわるのか、私の生き方のすべてが歩んできた人生に関係しています。

そして、たくさん流してきた涙には、私の思いが詰まっています。

そうしたことから、この本(『IKKO 人生十転び八起き。ケ・セラ・セラ』)では最初に、私が生きてきた61年の歩みと、さまざまな経験から得たことをお伝えしたいと思います。

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