
人手不足時代が「始まったばかり」であり、今後ますます深刻になっていくと予測されていることです(写真:Ystudio/PIXTA)
国内外5000社以上の人的資本開示情報をすべて読み込み、「人的資本経営専門家」として活躍する田中弦氏。
その田中氏が、「人的資本経営」について、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」すればいいのか、全ノウハウを解説した新刊『5000の事例から導き出した 「人的資本経営大全」ー日本企業最後の伸びしろ』が発売された。
まもなく訪れる「100万人足りない」"超人手不足時代"到来の衝撃について、田中氏に解説してもらう。
*【続きを読む:では「活躍する人」はどうすれば採用できる?】→「"優秀な人"が集まる会社」一体どう作ればいいか
人手不足時代は「始まったばかり」今後ますます深刻化
日本が「人口減少時代」を迎えて久しくなりますが、それはこのままでは、未曾有の「人手不足の時代」の到来を意味します。
実際、すでに地方で人手不足は深刻化しています。
タクシードライバーの担い手不足、コロナ禍で一時解雇が話題になったホテル産業にいまも人材が戻っていないといった問題、アルバイトの時給高騰など、各所にその影響は出はじめています。
一方で、東京の人口は増加しつづけています。
そのため、東京に本社がある企業や、就職人気ランキングに頻出する一部企業とほかの企業との間で、「人手不足に対する感覚」に大きな乖離が生じています。
問題は、この人手不足時代が「始まったばかり」であり、今後ますます深刻になっていくと予測されていることです。
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