「100万人足りない」"超人手不足時代"到来の衝撃 「地方はすでに深刻…」とくに問題の業界は?

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さらに、リクルートワークス研究所は、「2040年には、社会的な需要に対して労働力の供給が明白に不足する『労働供給制約社会』が訪れる」と発表しています。

「運送業」「建設業」「製造業」はとくに深刻

たとえば、「運送業」「建設業」「製造業」などの労働力は絶対的に不足すると考えられます。

図表:田中弦『5000の事例から導き出した「人的資本経営大全」ー日本企業最後の伸びしろ』より

また、AIやロボットへの労働の代替があまり期待できない業種(サービス業など)、あるいは地方企業などは、人手不足そのものが経営課題に直結するようになります。

しかも、これらは決して他人事の未来ではありません。

前述したように、これらは人口統計から導き出される予測、つまりほぼ確実な未来予測です。しかも、現時点において「すでに見えている経営課題」でもあります。

これだけ不安定な将来が読みにくい時代において、皮肉めいていますが、これは確実に予測可能な未来なのです。

*【続きを読む:では「活躍する人」どう採用すればいい?】→「"優秀な人"が集まる会社」一体どう作ればいいか

田中 弦 Unipos株式会社代表取締役会長

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たなか・ゆづる / Yuzuru Tanaka

Unipos株式会社代表取締役会長。
1976年生まれ、北海道出身。1999年ソフトバンクのインターネット部門採用第1期生としてインターネット産業黎明期を経験。その後ネットイヤーグループ、コーポレイトディレクションを経て、2005年ネットエイジグループ(現ユナイテッド)執行役員。
現在は、国内外5000社以上の人的資本開示を読み込んだ「人的資本経営専門家」としても活動。
Unipos株式会社の前身であるFringe81株式会社(2017年東証マザーズ上場)の創業者であり、上場企業経営者として自社の人的資本経営に取り組んでいる。経営者としての実体験や、多数のクライアント事例、膨大な開示事例から導き出した、経営戦略と人事戦略を紐づけるための「人的資本経営フレームワーク(田中弦モデル)」を考案。
「10年後に日本は変わった、とみんなで乾杯しましょう」を合言葉に、精力的に日本企業の変革を推進する。
著書に『心理的安全性を高めるリーダーの声かけベスト100』(ダイヤモンド社)がある。

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