手の届く新型「フリード」キャンパーに熱視線 普段の移動にも使いやすい車中泊仕様が登場

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会場に展示されたデモカーの室内には、2列目シートの背もたれを倒し、その上にベッドマットを設置。荷室にはベッドの土台となるフレームを装備し、それらの上にもベッドマットを置き、中央には着脱式のテーブルも装備。これらにより、大人4名がくつろげるリビングにすることができる。また、テーブルを外し、6分割式のベッドマットを敷き詰めれば、フラットなベッドにすることも可能。ベッドサイズは長さ1800mm×幅1270mmで、大人2名の就寝が可能なスペースを確保する。

ベッドキット以外にも充実した装備

荷室後方には、小物入れのほか、サブバッテリーやUSBポートなどを備えた操作パネルも配置されている
荷室後方には、小物入れのほか、サブバッテリーやUSBポートなどを備えた操作パネルも配置されている(筆者撮影)

さらに、このモデルでは、荷室後方の左右に小物などの収納に便利な木製キャビネットを備える。また、92Ahのサブバッテリーや40Ahの走行充電器を装備するため、キャンプ場などでエンジンを停止していても家電製品などを使うことができる。右キャビネット下には、5連スイッチパネルやAC100Vコンセント、USBポートなども備え、電装を一括管理することができる。ほかにも、ベッドフレーム下には荷物の収納スペースも確保しており、キャンプ用品などの積載に使うことができる。

東京オートサロン2024でロッキー2が展示していた「フリード+」をベースにした車中泊仕様
東京オートサロン2024でロッキー2が展示していた「フリード+」をベースにした車中泊仕様(筆者撮影)

ちなみに、こうした装備は、先代フリード+の車中泊仕様とほぼ同じで、新型では室内のカラーをよりシックな色調へ変更。また、左右キャビネットの高さを変えることで収納のしやすさを向上させるなど、細部にわたるアップデートを行っている。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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