手の届く新型「フリード」キャンパーに熱視線 普段の移動にも使いやすい車中泊仕様が登場

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フリードクロスターMVの外観。見た目だけでは車中泊仕様とはわからない
フリードクロスターMVの外観。見た目だけでは車中泊仕様とはわからない(筆者撮影)

また、自宅近くに狭い駐車場しかない都市部在住者などにとっては、車両の保管がしにくいといった課題もある。近年、人気が高い車中泊仕様車は「就寝スペースなど必要最低限の装備さえあればいい」と割り切った仕様にすることで、外装などをほぼノーマルにできることが魅力。前述のとおり、とくに都市部のユーザーなどから支持を受けている。

だが、そんな車中泊仕様車でも、多くはトヨタ「ハイエース」などのワンボックスカーか、前述したトヨタのノア/ヴォクシーなどのミドルサイズミニバンが主流。今回紹介するフリードクロスターMVのようなコンパクトサイズのミニバンは少ない。そんななか、製作したロッキー2は、フリードの車中泊仕様車に着目。先代モデルでも5人乗り・2列シート車「フリード+(プラス)」をベースにしたモデルを製作している。いわば、今回の新作フリードクロスターMVは、先代と同様の仕様にしたアップデート版だ。

フリード クロスターをベースにするメリット

2024年6月に発売された新型「フリード」。写真は、アウトドア感溢れるスタイルが魅力のフリード クロスター。また、フリード e:HEVは、2025年1月20日に一部改良および価格改定が行われた
2024年6月に発売された新型「フリード」。写真は、アウトドア感溢れるスタイルが魅力のフリード クロスター。また、フリード e:HEVは、2025年1月20日に一部改良および価格改定が発表された(写真:本田技研工業)

5人乗り・2列シート車のフリードをベース車に選んだ理由について、ロッキー2は、まず「コンパクトクラスのミニバンであれば、幅広いユーザーが普段の運転もしやすい」というメリットを挙げた。また、コンパクトな車体という意味では、軽自動車ベースのキャンピングカー、いわゆる軽キャンパーもあるが、「パワートレインに1.5Lエンジンを搭載するフリードのほうが走りに余裕がある」ことも魅力だと説明する。

新型フリードでは、1.5Lエンジン車に加え、最新のハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」搭載車も選ぶことができる。とくにハイブリッド車は、独自の2モーター機構を採用することで走りや燃費性能に磨きをかけている。660ccエンジンの軽自動車をベースとするモデルとは比較にならないほど走行性能は高いはずだ。

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