「金なし老後」を襲う残酷な"3つの不幸パターン" 「後悔しても遅かった…」あなたは大丈夫?

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ご存じのように、2階建ての厚生年金がある会社員と違い、自営業者は原則、1階の国民年金のみです。

ちなみに、国民年金は満額で月額6万8000円(令和6年度)、厚生年金の平均受給額は月額14万7360円(令和5年度)となっており、その差は2倍以上。

しかもYさんは国民年金保険料を支払っていなかった時期があったため、受け取れる年金額は月に5万円以下でした。

貯蓄もほとんどないため生活が厳しく、家を売って食いつなぐことを考えているそうです。

厚生年金も「人によって受給額に差」あなたは大丈夫?

終身で受け取れる公的年金は、とてもありがたい制度です。

しかし厚生年金と国民年金では受給額が大きく異なりますし、厚生年金も人によって受給額に差があります。

老後の収入と支出は、人それぞれです。

「自分の年金額はいくらか」「どんな老後を送りたいか」をよく考えて、「適切な老後資金」を備えておくことが大切です。

人生100年時代、「長い老後」を後悔せず、楽しく生きるためにも、しっかり「準備」しておきましょう。

松尾 拓也 行政書士、ファイナンシャル・プランナー、相続と供養に精通する終活の専門家

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まつお・たくや / Takuya Matsuo

行政書士、ファイナンシャル・プランナー、相続と供養に精通する終活の専門家。

行政書士松尾拓也事務所代表、有限会社三愛代表取締役。

1973年北海道生まれ。父親が創業した石材店で墓石の営業に従事する傍ら、相続や終活などの相談を受けることが増えたため、すでに取得していた行政書士資格を活かし、相続・遺言相談をメイン業務として行うようになる。

信条は、相談者からの困り事に「トータルで寄り添う」こと。家族信託や身元保証など「新しい終活対策」についても積極的に取り組み、ライフプランや資産管理などの相談に応えるためにファイナンシャル・プランナー、住み替えニーズなどの相談に応えるために宅地建物取引士の資格を取得。ほかにも家族信託専門士、相続診断士、終活カウンセラー、お墓ディレクター1 級など、終活にまつわるさまざまな資格を取得する。

一人ひとりの「ライフエンディングシーン」(人生の終末期)で、最も頼りになるパートナーとなるべく、全方位視点で積極的な事業展開を行っている。

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