休職して元気に海外旅行へ--最近企業で続出する「新型うつ」
現状は有効な手立てなし
現状では、「新型うつ」に対する有効な手立てはほとんどない。病気といえば病気であり、荒っぽい処置は採れないのだ。
「バカヤロー、どこまで甘えているのか、会社に出てきて死ぬ気で仕事しろ」そんなことを言えば、収拾のつかない大トラブルに発展しかねない。
「当社は新型うつをこうして克服した」。企業の総務部担当者としては、そうしたサクセス事例を知りたがっているが、実情はお手上げ状態にほかならない。
「人材を育成するという視点で人間的に成長を促す。社会的な規範を尊重できる大人としての人間に育てる。本人から話を何度も聞き取り、話し合いを続けて、本人の自発的な頑張りをほどよく引き出すようなことが必要です」
ソフィアカウンセリングの清水代表は、新型うつについて、人材育成の視点で、社会で生きていける人間に成長を促す必要性を語っている。膨大な努力や労力が必要だ。
(東洋経済HRオンライン編集部)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら